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城むすめの100名城と温泉めぐりヒーロー画像
染井さくら

こんにちは、根室半島チャシ跡群を案内する城むすめの染井さくらです。この記事ではお城のガイドやお城の周辺観光なども紹介させてもらいます。よろしくお願いします♪

大和なつき

根室半島チャシ跡群のワンポイントは[ヲンネモトチャシ跡、ノツカマフ1.2号、アイヌ文化、チャシ(砦)]となってます!

基本情報

ヲンネモトチャシ跡1

根室半島チャシ跡群は、16世紀から18世紀頃にかけてアイヌの人々によって築かれた「チャシ(砦・柵・館)」の総称です。

チャシ跡群は日本100名城の中でも、和人(日本人)ではなくアイヌ民族が築いた唯一の城郭遺跡としても知られています。

このチャシはアイヌの指導者が拠点を置いた場所であり、祭祀(カムイへの祈り)や話し合い(チャランケ)の場として使われていました。しかし時には部族間の抗争や、松前藩など和人との交易トラブルが武力衝突に発展した際の砦や見張り場としての軍事的な役割も果たしていました。

チャシは城主という概念は日本の城とは異なりますが、それぞれのチャシに地域の有力者がいたとされ、オホーツク海を舞台にしたアイヌの歴史と誇りが詰まった重要な場所となっていました。

またこのチャシとアイヌ文化はゴールデンカムイの世界観にも通じるものがあります。実際にこの地には黄金のチャシ伝説などが残っていて、チャシのどこかに黄金が眠っているかもしれない…というロマンあふれるスポットにもなっています。

項目内容
場所北海道根室市 根室半島一帯
築造時期16〜18世紀頃(詳細はチャシごとに異なる)
築造者アイヌ民族
主な用途砦・物見台・交渉の場・祭祀の場
代表遺構ヲンネモトチャシ跡、ノツカマフ1・2号チャシ跡、見晴台、チャシ跡群城内
別名なし(チャシ=アイヌ語で「砦」の意味)
染井さくら

根室半島チャシ跡群は日本100名城の1番に選ばれてます。進める道は一か所のみで分かれ道などなくわかりやすい道筋となってます。見晴らし台からの眺めは本当に綺麗で、アイヌの人々が海を見渡しながら何を守ろうとしたのか、その歴史に思いを馳せることができます♪

どんな城

チャシ跡群マップ

根室半島チャシ跡群は北海道根室市に広がるアイヌ独自の防御施設で、断崖絶壁や、見晴らしの良い丘陵を利用して築かれた天然の要塞となっています。

チャシは日本の城のような石垣や天守閣はありませんが、最大の特徴は「半円形の壕(ほり)」となっています。崖の内側を半円や四角形の壕で区切ることで防御陣地としていてシンプルながらも侵入者を拒む構造になっています。

北海道内には500ヶ所ほどのチャシ跡があり、根室市内には24ヶ所のチャシ跡が国指定史跡となっていますが、見学できるのはヲンネモトチャシ跡とノツカマフ1・2号チャシ跡の2ヶ所だけとなっています。

そしてヲンネモトチャシ跡とノツカマフ1・2号チャシ跡は海に向かって突き出した岬に整然と並ぶ壕の跡が美しく、人気の撮影スポットとなっています。また海と草原、そして遺跡のコントラストは圧巻で、まさに天空の砦といった趣を堪能することができます。

大和なつき

根室半島チャシ跡群は別名はありませんがチャシ=アイヌ語で柵囲い、または砦を意味しているようです。尚、ヲンネモトチャシ跡とノツカマフ1・2号チャシ跡は車で10分あれば行ける距離となっています!

根室半島チャシ跡群さんぽ

根室半島チャシ跡群01

今回は2ヶ所のチャシ跡を回っていきます。まずはヲンネモトチャシ跡です。

チャシ跡は基本車でのアクセスになるかと思います。ヲンネモトチャシ跡の駐車場はあまり広くなく、駐車スペースは2.3台分くらいです。

入り口はわかりにくいですが階段と看板があり、進める道は一か所のみで分かれ道などなくわかりやすい道筋となっています。

ヲンネモトチャシ跡6

城内というかチャシ跡です。見晴らしのいい草原となっています。この日は天気がよかったので見通しもよく風景も最高でした。

チャシ跡というのは見張り場、聖地、祭祀場などの意味があったようです。他にもこうしたチャシ跡は500ヶ所ほどあるようですが、見学できるのは現在ここを含めて2ヶ所だけとなっています。

ヲンネモトチャシ跡3

小屋です。小屋の中は狭めですが、室内には根室や野鳥についての情報が掲載されていました。

根室は世界的に野鳥の楽園としても有名で、冬場はオオワシやオジロワシを観察することもできます。

尚、小屋は突然の荒天時の避難シェルターとしての役割も兼ねています。根室の天気は変わりやすく、霧が発生すると視界がゼロになることもあるため、この小さな小屋が非常に心強い存在となっています。

ちなみにここに100名城スタンプはありませんでした。

根室半島チャシ跡群02

小屋を通り過ぎて先に進みます。ヲンネモトチャシ跡は一本道なのでスムーズに散策することができます。

駐車場からここまでの距離は数分くらいで気軽に散歩感覚で散策を楽しめます。

ヲンネモトチャシ跡4

ヲンネモトチャシ跡と記された石碑です。階段もありますがこれは盛り土を守るために整備されたものです。

チャシ跡にはここの他にも地面が不自然に盛り上がったり、溝が掘られたりしている場所があります。これはアイヌの人々が人工的に作った郭と壕となっています。

ヲンネモトチャシ跡5

展望台です。海沿いの開けた場所で広くないですが絶景を目にすることができます。

チャシ跡は様々な用途があったようですが、ここは雰囲気としては主に見張り場だったのかなって思いました。

ヲンネモトチャシ跡はここまでとなります。

ノツカマフ1・2号チャシ跡1

続いてノツカマフ1・2号チャシ跡です。

こちらはヲンネモトチャシ跡から車で10分くらいの場所にあります。ヲンネモトチャシ跡と同じく駐車スペースは2.3台分くらいとなっています。

根室半島チャシ跡群03

ノツカマフ1・2号チャシ跡の入り口です。生い茂った場所となっています。

時期によっては防虫スプレーとか使ったほうがいいかもしれないですね。

根室半島チャシ跡群04

こちらも一本道となっています。見晴らしもよく景色も最高です。

ノツカマフ1・2号チャシは隣接しており双子のような構造をしているのが特徴です。2つのチャシがこれほど近くに並んでいるケースは珍しく、それぞれの壕の深さや形を比較しながら歩くのもいいかと思います。

ノツカマフ1・2号チャシ跡2

ノツカマフ2号の石碑です。1号チャシは面積が広くアイヌの人々の生活や交流の場としての色彩が強いです。2号チャシは壕が深く、より砦としての防御機能がはっきり見て取れる作りとなっています。

またこのノツカマフ1・2号チャシ跡は1789年に起こったアイヌの蜂起「クナシリ・メナシの戦い」の際、松前藩とアイヌ側との交渉や処刑が行われた場所とされています。現在は穏やかな草原ですが、かつては歴史を揺るがす重大な事件の舞台だったようです。

根室半島チャシ跡群05

ノツカマフ2号の広場です。日本100名城の中で天守閣や石垣といったいわゆるお城の建物が一切ないのはここだけとなっています。

チャシは上を見上げる天守や石垣ではなく、壕や地形など下を見るお城となっています。

根室半島チャシ跡群08

ノツカマフ2号からの眺めです。海が広がっている素晴らしいロケーションです。1号もすぐ隣にあり、ほぼ同じ造りと景色となっています。

ここは日本100名城の中で最東端に位置します。納沙布岬もすぐ近くにあり、日本で最も早くお城に朝日が昇る場所となっています。

ちなみに1号より壕が深く防御力が高いのが2号と言われています。2号はいわば最後の砦としての役割を持っていたようです。そのことから1号が二の丸、2号が本丸という形だったのかなと思います。

大和なつき

根室半島チャシ跡群は100名城番号が1番となっています。1番の城ということはここからがスタートになるのかな?と思うとなんとなく記念すべき城廻りでもあるなって思いました!

城周辺さんぽ

根室01

続いて城周辺さんぽです。画像は根室に向かう道中の霧多布の明け方です。地名の通り霧が多く幻想的な風景でした。

尚、霧多布のある浜中町は漫画家・モンキー・パンチ先生の出身地です。町中にはルパン三世のキャラクターが描かれた看板や、ラッピングバスが走っています。

また霧多布岬周辺には野生のラッコが定着して繁殖しており、運が良ければ海辺から野生のラッコの姿を観察することもできます。

道の駅スワン44ねむろ

道の駅スワン44ねむろです。春国岱・風蓮湖の素晴らしい風景を眺めながら食事ができるレストランがあり、根室までの絶好の休憩スポットとなっています。

風蓮湖は別海町と根室市にまたがる湿原地帯で、まだ手付かずの自然も残されている観光スポットとなっています。また白鳥が飛来する時期には、特に美しい景色を楽しめます。

根室05

根室の風景です。根室は街中から離れると広大な草原や存在感のある風車が目に入ってくるのどやかな場所でした。

またところどころに牧場があり、牛が放牧されていました。のんびりと過ごす牛の様子を見ていると癒されました。

根室市観光インフォメーションセンター

根室市観光インフォメーションセンターです。こちらは根室駅の近くにあり、100名城スタンプと四極踏破証明書が置いてあります。

四極踏破証明書は日本本土の四極、東西南北の最端岬へ行った証明書となっています。根室の他は北海道の稚内と長崎、鹿児島に最端岬があります。

また根室駅は日本で最東端の有人駅となっているようです。駅前には花咲ガニが売られているお店もあり、とても美味しそうでした。今回は寄れませんでしたが次回はぜひ寄りたいと思います。

納沙布岬1

納沙布岬です。こちらは本土最東端に位置する岬で、夏至の頃は日本で一番早く朝日が見られるスポットとなっています。

納沙布岬にあった地図で北方領土との位置関係を知ることができました。

根室02

北方領土資料館です。北方領土資料館には島での「衣・食・住」を中心とした資料が展示してあります。

こちらにも100名城スタンプが設置されています。また望遠鏡も設置されていて、北方領土の島々を観察できます。

ノツカマフ1・2号チャシ跡4

納沙布岬からの景色です。この日は天気もよく周囲がよく見渡せてとても景色がよかったです。近くには納沙布岬灯台もありました。

納沙布岬から一番近い北方領土の貝殻島までは約3.7キロとなっています。そのため天気がいい日には肉眼で北方領土を目にすることもできます。

根室金刀比羅神社

根室の金比羅神社です。家内安全 、子孫長久、漁業、殖産・商業の守護神としてこの地に根差している神社です。

境内からは根室港を見下ろすことができます。高い場所から海を見守るように配置されているのは航海安全の神様ならではかと思います。

ちなみに根室はサンマの水揚げ量日本一を誇る街で、それにちなんで神社ではサンマおみくじをしていることもあるようです。

根室どりあん

ドリアンです。根室名物のエスカロップのお店で根室でもとても評判のお店です。

店内は雰囲気のいいオシャレな喫茶店という感じで、展示品も色々ありました。

また有名店だけあってサインがあったりテレビ撮影が来た時の写真が飾られたりもしていました。

根室どりあん(エスカロップ)

エスカロップです。こちらはワンプレートにサラダや豚カツ、バターライスが盛られた一品となっています。バターライスにはケチャップを用いたものもあるようです。

ジューシーなカツにデミグラスソースが混ざってとても美味しかったです。エスカロップは薄切りの肉・魚を意味するフランス語のescalopeからその名前が来たとも言われています。

項目内容
名称どりあん(エスカロップ)
金額エスカロップ 1,200円(2025年)
所在地北海道根室市常盤町2-9
アクセス根室駅から徒歩約15分/車で約5分
連絡先0153-24-3403
営業時間10:00~20:00(L.O. 19:30)
定休日火曜日(祝日の場合は営業)
見どころ根室ソウルフード「エスカロップ」の代表店。バターライスにカツレツと特製デミグラスソースをかけたボリューム満点の一皿が名物です。
秋月もみじ

どりあんさんでエスカロップをいただきました。バターの香りが豊かなライスと、特製デミグラスソースのかかったカツが相性抜群で、ボリューム満点なのにペロリと食べられるおいしさでしたよ~☆

100名城スタンプと城アクセス情報

チャシ跡群スタンプ1
100名城スタンプ設置情報
項目内容
設置場所①根室市歴史と自然の資料館
②根室市観光インフォメーションセンター(JR根室駅前)
③根室市北方領土資料館
設置時間資料館:9:30〜16:30
休日月曜・祝日の翌日・12/29〜1/3(施設により変動あり、公式チェックオススメ)
電話番号0153-24-3104(根室市観光インフォメーションセンター)
料金各施設とも入館無料
備考スタンプ設置は3ヶ所あります。
城へのアクセス・交通・駐車場情報
項目内容
住所北海道根室市(複数チャシ跡群)/主な資料館:根室市花咲港209番地
アクセスJR根室駅 → 根室交通バス納沙布線で「納沙布岬」下車 徒歩約20分(チャシ跡へのアクセス)
バス根室駅前から納沙布・チャシ跡方面行きを利用。
駐車場資料館および観光インフォメーション周辺には駐車場あり(状況・料金は各施設にて要確認)
電話番号0153-25-3661(根室市歴史と自然の資料館)
散策時間チャシ跡群2ヶ所で移動含めて約1時間程度が目安です。
雪村ましろ

チャシ跡群の2カ所は散策範囲は狭めです。ただ草が生い茂っている場所があったり岬もあるので、歩きやすい靴と、風が強い日や寒い季節は防寒対策をしっかりされるのがおすすめです。

まとめ

根室07

画像は納沙布岬からの光景です。丸で囲んであるのが北方領土となっています。この日は天気もよかったので目視することができました。

さて今回根室半島チャシ跡群を見て回りましたが、普段の城巡りとは一味違った独特の雰囲気を感じました。

チャシ跡群には天守や櫓といった建物などの遺構はありませんが、アイヌ文化期(16~18世紀)の砦跡ということで、いつもとは違った視点での歴史探訪ができてよかったです。

また一番の見どころはやはりそのロケーションです。見張り台として機能していただけあって、そこから眺めるオホーツク海は絶景そのもの。厳しい自然の中で生きた人々の強さが伝わってくるようでした。

根室半島はチャシ跡群以外にも日本最東端の納沙布岬や、ご当地グルメのエスカロップなど、見どころや魅力を備えています。道東旅行の際はこのチャシ跡群を旅の計画に入れてみてはいかがでしょうか。

染井さくら

チャシ跡からはひたすら続く空と海の景色を楽しめたね!根室半島チャシ跡群は100名城の中で最も広い空を見られるお城だなって思ったよ♪

大和なつき

そうだよね、根室半島と海を一望できて風景撮影にもピッタリの場所だったな!納沙布岬から北方領土をあんなに間近に目視できたのはなんか不思議な気分だったな!

秋月もみじ

うんうん!それにエスカロップ、最高に美味しかったよね。ボリュームにも大満足!やっぱりご当地グルメを食べられるとテンション上がるよね。…でも花咲ガニも食べたかったな~☆

雪村ましろ

花咲ガニはまた次回だね!納沙布岬にはたまに野生のゼニガタアザラシが出現するみたいだよ!じっと岩の上で昼寝をしている姿とか見てみたいね。

染井さくら

それ、すっごく可愛いだろうね♪根室はちょっと遠かったけどまた来て色々楽しみたいね!根室半島チャシ跡群の前後のお城は100番首里城、2番五稜郭となっています。お時間あれば足を運んでみてください♪

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