

こんにちは、白河小峰城を案内する城むすめの染井さくらです。この記事ではお城のガイドやお城の周辺観光なども紹介させてもらいます。よろしくお願いします♪

白河小峰城のワンポイントは[木造復元三重櫓、前御門と白河石、松平定信、東北屈指の総石垣]となってます!
基本情報

白河小峰城は南北朝時代に結城親朝(ゆうき ちかとも)が築いたと伝わる小峰城が前身となっています。その後江戸時代初期の寛永4年(1627年)に白河藩主として入封した丹羽長重(にわ ながしげ)によって大規模な改修が行われ、現在につながる近世城郭として整備されました。
白河は奥州街道の重要拠点として重視された土地であり、江戸時代には丹羽氏のほか、本多氏や松平氏、阿部氏などの譜代大名が城主を務めました。なかでも松平定信は白河藩主として有名で、江戸幕府の老中として寛政の改革を進めた人物です。
幕末の戊辰戦争では白河口の戦いの舞台となり、三重櫓をはじめとする多くの建物が焼失しました。その後長らく石垣のみが残る状態でしたが、平成時代に復元事業が進められ、現在は往時の姿を今に伝える城跡として整備されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 福島県白河市郭内1 |
| 築城年 | 1627年入封後に大改修、1632年頃までに近世城郭として整備 |
| 築城主 | 丹羽長重 |
| 主な出来事 | 奥州の関門として重要視、戊辰戦争で落城、三重櫓の木造復元 |
| 主な城主 | 丹羽氏、松平氏、阿部氏など譜代大名 |
| 重要遺構 | 石垣(総石垣造り)、三重櫓(木造復元)、前御門(木造復元)、太鼓櫓(復元) |
| 別名 | 小峰城(こみねじょう)、白河城(しらかわじょう) |

白河小峰城は日本100名城の13番に選ばれています。白河小峰城は関東から奥州へ向かう交通の要衝に築かれたため、「奥州関門の名城」と称されました。このことからも東北への入口を守る重要拠点だったことが伺えます♪
どんな城

白河小峰城は福島県白河市の独立丘陵上に築かれた梯郭式の平山城です。本丸を中心に二の丸・三の丸を配置した縄張りを持ち、高い防御性を備えています。
この城の大きな特徴は東北地方では珍しい総石垣造りの城郭であることです。白河石などを用いた石垣は美しい反りを描き、本丸周辺に築かれた高石垣は城の威容を今に伝えています。
また城の象徴である三重櫓と前御門は見学時にぜひ注目したい建造物です。三重櫓は平成3年(1991年)に木造で復元され、本格的な木造復元事業として全国的にも注目を集めました。内部では当時の建築技術や城郭構造について学ぶことができます。
現在は城跡公園として整備されており、美しい石垣と復元建築が織りなす景観を楽しみながら散策できます。

白河小峰城は別名「白河城」とも呼ばれています。現在の名称は城が築かれた小峰ヶ岡に由来していて、全国的には「白河城」、地元では「小峰城」として親しまれてきました!
白河小峰城さんぽ

城内です。石畳と手入れされた植栽や芝生が広がっています。この日も管理作業をされている方の姿があり、園内が丁寧に維持されていることが伝わってきました。
歩きやすく整備されていて、歴史公園らしい落ち着いた空気でゆっくり景色を眺めながら散策できる空間でした。

小峰城歴史館です。白河小峰城の歴史や文化について触れることができます。
また日本100名城スタンプも設置されているので集めている方はお忘れないように気をつけてください。

空堀です。一面の芝生に覆われた広大な空堀は高低差が大きく、実際に目の前に立つと城を守るための施設だったことを実感できます。
水堀とはまた違った城郭の防御構造を見ることができ、地形を巧みに活かした造りが特に印象に残りました。

二の丸です。視界いっぱいに芝生が広がり、周囲には松や桜の木々が並んでいます。開放感のある景色が続き、歩いているうちに城郭散策らしい気分が高まってきました。
松平定信は江戸時代の名君として知られ白河小峰城を居城として白河藩主を務めました。定信もこの二の丸を歩いたのかもしれないですね。

二の丸の売店です。お土産や軽食を扱っており、広い城内を歩いた後の休憩場所としても最適の場所となっています。
お土産と言えば白河の特産品である「白河だるま」がありますが、これは松平定信が城下の繁栄を願ってお抱え絵師にデザインさせたのが始まりとされています。
白河だるまは一見普通のだるまに見えますが、顔の中に縁起の良い「鶴亀松竹梅」がすべて描かれているのが特徴です。

二の丸からの景色です。「史跡 小峰城址」と刻まれた石碑の奥には芝生広場が広がり、その先に立派な石垣と三重櫓が姿を見せています。
整えられた松や緑と石垣の組み合わせが美しく、城郭らしい風景となっています。

清水門です。白河小峰城の二の丸と本丸を結ぶ重要な門として設けられていました。高さ約11メートル、間口約14メートルを誇る小峰城最大級の櫓門で、本丸へ向かう主要な出入口として厳重な警備が行われていたと考えられています。門内には番所も置かれ、城の防衛を支える重要な役割を担っていました。
現在は江戸時代の絵図や発掘調査の成果をもとに木造復元工事が進められており、完成すれば三重櫓や前御門と並ぶ小峰城の新たな見どころとなります。実際に訪れると、その規模の大きさから白河小峰城が奥州の玄関口を守る要衝だったことを実感できます。

水堀です。木々に囲まれた水堀は幅が広く、水面には周囲の緑が映り込んでいました。
対岸には土塁状の斜面と森が続き、静かな景観が広がっています。派手さはありませんが、実際に眺めると堀と斜面が一体となり、城への侵入を防ぐ防御施設としての役割を感じました。

石垣です。芝生の奥には、高く積み上げられた立派な石垣がそびえています。
白河小峰城は東北地方では珍しく、本丸・二の丸を大規模な石垣で固めた城です。土の城が多い東北地方では非常に珍しい存在として知られています。

本丸です。広々とした芝生の先には前御門と三重櫓が並び、白壁と黒い板壁のコントラストが美しく映えていました。
視界を遮るものが少なく、本丸全体を見渡せるため開放感があります。

前御門です。白河小峰城の本丸正門として築かれた格式高い門です。
三重櫓と並ぶ小峰城のシンボル的存在で、白壁と木造建築が織りなす美しい姿は多くの観光客を魅了しています。現在の建物は史料や発掘調査の成果をもとに木造で復元されたもので、江戸時代の城郭建築を今に伝える貴重な存在です。

前御門前です。実際に門の前に立つと、太い柱や分厚い門扉が目に入り、その堅固な造りがよく分かります。
両側の石垣も高く積まれており、本丸を守る防御施設としての迫力を感じました。

本丸からの景色です。高台の端からは白河市街が広がり、その向こうには緩やかな丘陵地帯と山並みが続いています。
この日は曇り空でしたが、それでも遠くまで見渡すことができます。城から見える景色を眺めていると、城下町を見守る拠点として築かれた理由にも思いを巡らせたくなりました。

三重櫓です。白河小峰城を象徴する建造物で、江戸時代には天守の役割を兼ねた櫓として築かれ、奥州の玄関口を守る名城のシンボルとして存在感を放っていました。
現在の三重櫓は、発掘調査や古絵図をもとに1991年に木造復元されたもので、往時の姿を今に伝えています。遠くから眺めても美しく、近くで見上げるとその迫力に圧倒されました。

三重櫓内です。櫓内部には太い木柱や梁が規則正しく組まれ、木造建築らしい重厚な空間が広がっています。
展示設備や案内も整えられていますが、構造材が見える造りのため、当時の建築技術を身近に感じられました。

三重櫓内の柱は稲荷山の杉材が使われていて、戊辰戦争の弾痕と伝わる痕跡を見ることもできます。歴史の舞台だったことを実感できる貴重なポイントですね!
城周辺さんぽ

南湖公園です。ここは松平定信が造った日本最古級の公園としても知られています。
立派な松の木々の間には広々とした湖が静かに広がっていました。周囲も豊かな緑に囲まれた景観で開放感があり、歩いているだけでも自然の心地よさを感じられました。

南湖神社です。白河藩主として活躍した松平定信を祀る神社です。白河を代表する歴史スポットの一つとして親しまれています。
1922年(大正11年)に創建され、現在も多くの参拝客が訪れています。

南湖です。視界いっぱいに広がる湖面には細かな波紋が揺れ、対岸には深い緑の木々が連なっていました。
しばらく景色を眺めていましたが、日常の喧騒を忘れるような穏やかな時間を過ごせました。
時間に余裕があればボートに乗り、水上からこの風景を楽しんでみたいと思わせてくれる場所でした。

白河ラーメン とら食堂です。福島県白河市にある白河ラーメンの名店でカップラーメンにもなっています。
1950年代に創業し、現在では全国的にも知られる白河ラーメンの代表的存在として多くのラーメンファンが訪れています。
実際に訪れると開店前から行列ができていることも珍しくなく、このときも多くの人が順番を待っていました。

白河ラーメンです。丼には透き通った醤油スープが注がれ、チャーシューやメンマ、ほうれん草、海苔、刻みネギが彩りよく盛り付けられていました。
見た目はシンプルですが、実際にいただくとあっさりした中にも旨みがしっかり感じられます。
ちぢれ麺との相性も良く、気付けば夢中で食べ進めていました。白河ラーメンらしい素朴で丁寧な味わいを堪能できる一杯でした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | とら食堂 |
| 金額 | 手打中華そば 800円(2025年参考) |
| 所在地 | 福島県白河市双石滝ノ尻1 |
| アクセス | 白河小峰城から車で約15分 |
| 連絡先 | 0248-22-3426 |
| 営業時間 | 11:00~15:00(売切れ次第終了) |
| 定休日 | 火曜日(祝日の場合変更あり) |
| 見どころ | 白河ラーメンを全国区に押し上げた名店。手打ちちぢれ麺と鶏ガラ醤油スープの組み合わせは完成度が高く、白河観光では外せない人気店です。 |

白河ラーメンの名店「とら食堂」さんの手打ち麺はもちもちでおいしかったです♪優しい醤油スープとの相性も抜群で、行列も納得の一杯でした~☆
100名城スタンプと城アクセス情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置場所 | 小峰城歴史館(城跡公園内) |
| 設置時間 | 9:00~16:30(最終入館16:00) |
| 休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始 |
| 電話番号 | 0248-27-2310(小峰城歴史館) |
| 料金 | 無料(スタンプ押印のみ) |
| 備考 | スタンプは歴史館受付付近に設置。※三重櫓など有料施設は別途観覧料が必要な場合があります。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 福島県白河市郭内1 |
| アクセス | JR白河駅から徒歩約5分/東北自動車道白河ICから車で約10分 |
| 駐車場 | 城跡公園内に無料駐車場あり |
| 電話番号 | 0248-22-1111(白河市役所) |
| 散策時間 | 約60~90分(三重櫓見学含む場合は約2時間) |

白河小峰城は本丸周辺に緩やかな坂道や石段がありますが、白河駅から徒歩ですぐの場所にあり、とても見学しやすいお城です。服装や靴はそれほど選ばないお城ですが全体を見学するなら歩きやすい靴がおすすめです。
まとめ

画像は三重櫓からの景色です。高台から見下ろすと、本丸の芝生広場や園路、その先に広がる白河の市街地まで一望できます。
本丸全体の配置がよく分かり、遠くにはなだらかな山並みも見えていました。城内散策とはまた違った視点で小峰城を見渡すことができ、しばらく景色を眺めていたくなる場所でした。
さて白河小峰城ですが、東北地方では珍しい総石垣造りの城郭として知られています。城内を歩くと、美しい反りを描く高石垣や堀の遺構を見ることができ、近世城郭ならではの迫力を感じられました。
また木造復元された三重櫓や前御門は見どころのひとつです。復元建築ならではの雰囲気を楽しみながら、白河の歴史や城郭技術について学ぶことができます。
また城跡は公園として整備されており、白河駅から徒歩圏内というアクセスの良さも魅力です。周辺には南湖公園や白河の関跡などの観光地もあり、歴史散策とあわせて楽しめます。
さらに周辺には歴史ある名湯として知られる甲子温泉や、名物の白河ラーメンも人気です。白河へ来た際はぜひ寄ってほしい観光スポットとなっています。

白河小峰城は石垣と三重櫓の組み合わせが本当に綺麗だったな♪高い石垣の上に建つ三重櫓は迫力もあって、白河を代表する景色だなって思った!それに白河は古代から歌枕として知られる白河関があって、松尾芭蕉も「おくのほそ道」で訪れた歴史のまちなんだよね♪

そうそう!白河市は昔から関東と東北を結ぶ交通の要衝として栄えてきたんだ。だから「みちのくの玄関口」とも呼ばれていて、歴史的にもすごく重要な場所なんだよね!

歴史もすごいけど、もみじはやっぱり白河ラーメンかな!白河ラーメン発祥の地だけあって、とら食堂さんの一杯は本当に美味しかった♪手打ち麺もスープも最高だったな~☆

ふふっ、もみじちゃんらしいね。私はおとめ桜の悲話がとても印象に残ったな。少し切ないお話だけど、お城は華やかな歴史だけでなく、こうした出来事も含めて語り継がれているんだよね。歴史の様々な一面に触れられるのも、城巡りの魅力かなって思うな。

確かにそうだね。お城巡りって、本当に色んな発見があるよね。白河小峰城の前後のお城は12番鶴ヶ城、14番水戸城となっています。お時間あれば足を運んでみてください♪
