城むすめの100名城と温泉めぐりヒーロー画像1
染井さくら

こんにちは、武田氏館を案内する城むすめの染井さくらです。この記事ではお城のガイドやお城の周辺観光なども紹介させてもらいます。よろしくお願いします♪

大和なつき

武田氏館は甲斐の戦国大名・武田信玄の居館跡に建つ歴史ある遺構で、現在は武田神社としてその姿を残しています。館跡には主郭や石垣、水堀などがよく保存されていて、戦国時代の面影を今に伝える名所となっています!

基本情報

武田氏館05

武田氏館は甲斐の名将・武田信玄が居館として使用した城館で、武田信虎・信玄・勝頼の三代にわたって使用された戦国時代の居館形式の城郭です。

信玄は源の末裔にあたり、将軍家の親戚でもありました。そのため現代より血統を重要視していた戦国の世では信玄は血統でも他の武将から一目を置かれる存在だったと思われます。そんな信玄は1541年に父親である信虎を甲斐から追放して自らが武田氏の当主となりました。

そして信玄は当主となってからは風林火山の名のもとに代名詞でもある騎馬隊を駆使して川中島の戦い、三方ヶ原の戦いと数々の戦で更にその名を高めていきました。しかし1573年4月に志半ばでこの世を去りました。

そんな信玄は内政や外交にも長けていて部下からの人望もありました。それだけに戦国時代の中でも特筆すべき人物だったと思います。血統から功績まで魅力ある人物で数多くの戦国武将の中でも人気があるのがよくわかる人物だと思います。

そしてその信玄の本拠地だった武田氏館は、現在その跡地に「武田神社」が建てられ全国から多くの参拝者が訪れています。

項目内容
築城年永正16年(1519年)頃
築城主武田信虎(信玄の父)
主な出来事武田信玄の居館として使用/江戸期以降は甲府代官所を経て神社へ転用
主な城主武田信玄(武田氏三代)
重要遺構石垣、水堀、主郭、旧大手門、姫の井戸、甲陽武能殿など
染井さくら

武田氏館は日本100名城の24番に選ばれています。この武田氏館は館跡地がそのまま神社になっているとても珍しいお城です♪

どんな城

武田神社地図

武田氏館は山梨県甲府市に位置する連郭式平城で、四方の防御を水掘と土塁で固め、背後の山上に詰城を築いて籠城に備えていました。

また館の北東にある姫の井戸や馬の埋葬跡(西曲輪南馬出)には信玄公やその家族、家臣たちの逸話が残されており、単なる城跡以上の歴史的価値を感じることができます。

更に天守こそないものの当時の武家屋敷の格式や武田家の威厳を感じさせる造りとなっていて、他にも宝物館やガイダンス施設などもあります。

そして今は武田神社として季節ごとに祭が行われ、多くの参拝客でにぎわいを見せる観光地となっています。

大和なつき

武田氏館は別名「躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)」とも呼ばれています。名前の由来は近くに躑躅ヶ崎という尾根がありそこからきているようです!

武田氏館さんぽ

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今回は甲府駅から武田氏館へ向かいました。武田氏館は駅の北口から武田通りを真っすぐ進んだところにありわかりやすいですが、駅からかなり距離があるため徒歩で行くのは少し難しいかと思います。

バスやレンタルサイクルがオススメで、今回レンタルサイクルで武田氏館に向かいました。まずは外周を廻って主郭へ向かいました。

画像は旧大手門です。武田氏館の本来の正門(大手門)は、現在の武田神社入口(南側)ではなく、この東側にあったとされています。

大手曲輪には厩跡もあったと言われています。また付近には大手石塁もありました。

武田氏館04

虎口です。こちらでは細い土塁が確認され、やや狭い虎口であることがわかったようです。

土塁は東側一帯を囲むように伸びる掘と土塁を総称して惣掘と呼んでいるようです。

また神社の外周を廻っているとお屋形様の散歩道がありました。とても気になったので進みたかったのですが、自転車では行くことのできない道だったようなので今回は諦めました。

信玄ミュージアム

信玄ミュージアムです。武田氏館の目の前にあります。館内には武田氏三代に関する展示物などが置かれています。

こちらに100名城スタンプがありそうだなって思ったんですが、こちらにはスタンプは置かれていませんでした。

館内の常設展示室は無料ですが特別展示室は有料となっています。

武田氏館06

旧堀田家住宅(堀田古城園) です。信玄ミュージアムと隣接していて、信玄ミュージアムを見学しながらそのまま見て回ることができます。

庭先は日本庭園のようになっていて、建物は昭和初期の近代和風建築の様式となっています。 尚、このときは見学スペースの室内には上がることができませんでした。

長屋は食事スペースとなっていて、休憩しながら飲食を楽しむこともできました。またお土産ショップもありました。

武田神社

今回のメインスポット、武田氏館です。戦国時代、武田信玄公が「人は堀、人は石垣、人は城」という信念のもと、約30年間にわたり政務を執った場所であり、現在は信玄公を祭神とする武田神社として親しまれています。

甲府駅から続く武田通りを真っすぐ進んでくると少し離れたこの位置からでも、その存在感ある大きな石碑と鳥居が目に飛び込んできます。

この武田神社はお城巡りとしてはもちろん、パワースポットとしても非常に人気がある場所となっています。

武田氏館09

神社の入り口に架かる赤い神橋の下には、今もなお豊かな水堀が広がっています。武田氏館の周囲はこうした強固な水堀と土塁に囲まれており、この橋を渡って境内へと進みます。

現在は静かな神社として親しまれていますが、こうして水堀があるとここは単なる住まいではなく、戦にも対応できるよう設計された堅牢な城跡なんだと実感することができます。

武田神社石垣

石垣です。お城巡りをしているとやっぱり気になるのがこの石垣ですよね。

武田氏館はもともと土の城(土塁)としての面影を強く残す居館ですが、要所要所で見られるこの立派な石垣が、城跡ということをより感じさせてくれます。

実は武田氏館の石垣は、信玄公の時代からあったものだけでなく、その後にこの地を治めた豊臣系大名によって改修・強化されたものも含まれていると言われています。

それにしても人は石垣と詠った信玄公の居館に、こうして本物の石垣が残っているのを見るのは感慨深いものがあります。

武田神社境内

境内です。武田神社の境内は、かつての巨大な館の主郭(中心部)にあたりますが、現在は歩いて回るのに程よい広さにまとまっています。道も整備されているので、歴史の余韻を楽しみながらスムーズに見て回ることができました。

境内を歩いていると、ひときわ存在感を放つ立派な御神木が目に飛び込んできました。力強く根を張る姿には圧倒的なパワーを感じます。まさにこの地を何百年も見守り続けてきた主のような、神秘的な佇まいでした。

また意外な発見だったのが、文豪・太宰治に関する案内看板です。太宰治は一時期、甲府に住んでいたことがあり、この武田神社にもたびたび足を運んでいたそうです。看板には彼がこの地で執筆した作品や、甲府への思いが記されており、歴史ファンだけでなく文学好きの方にとっても興味深いスポットになっていることが伺えました。

武田氏館01

手水舎です。拝殿へ向かう前に、まずは手水舎で清めます。

こちらの建物にも武田家の家紋である武田菱が随所にあしらわれており、お屋形様の邸宅跡であることを改めて実感させてくれます。

甲陽武能殿

甲陽武能殿です。この名前にはかつて甲陽(甲斐の国の光)と呼ばれたこの地で、武田氏の精神を象徴する「武」と、日本の伝統芸能である「能」が未来永劫にわたって演じ続けられるように、という願いが込められています。

武田信玄公といえば戦のイメージが強いですが、実は和歌や能楽を愛する高い教養を持った人物でもありました。この舞台を見ていると、当時の武田城下町がいかに文化的で華やかだったのかを想像させてくれます。

武田神社姫の井戸

姫の井戸です。こちらは信玄の娘が生まれた際に産湯として使用されたことからこの名前が付けられたと言われています。

またこの水には延命長寿、万病退散のご利益があるとされています。ちなみにこちらの水は持ち帰ることもできます。

武田水琴窟

武田水琴窟 (すいきんくつ)です。小さい穴が空いた瓶が底に埋められていて、水を流すと瓶の中で音が反響します。それにより琴のような音が鳴るのを楽しめる仕組みとなっているようです。 

実際に聞いてみることもできました。地上で聞く水の音とは違う繊細な響きを体感することができました。

武田氏館02

宝物庫です。こちらは有料となっていますが、 吉岡一文字を始めとする様々な貴重な展示物があります。尚、中を見学しましたが撮影禁止だったので写真を撮っていません。

武田神社拝殿

拝殿です。こちらで参拝をさせてもらいました。ここでのご利益として「勝運」があると言われています。これは勝負ごとだけではなく、人生に勝つ、自分自身に勝つというご利益も含まれているようです。

また近くに社務所があります。こちらではお守りや御朱印が置かれていますが、100名城スタンプもこちらに置かれていました。スタンプを集めている方は忘れないよう気を付けてください。 

大和なつき

武田神社では春夏秋冬でさまざまなお祭りも開催されていて6/30に行われる夏越大祓式は古来から伝わる行事のようです。知らないうちに犯してしまった罪を紙人形を使いお祓いする行事となっています!

城周辺さんぽ

武田信玄公銅像

甲府駅南口駅前にある武田信玄公像です。川中島の陣中を模していて、右手に軍配、左手に数珠を持っています。とても存在感のある像となっています。

像の周りにはベンチがあり、地元の人々が像の周りで休憩していて武田信玄が慕われているのがわかる雰囲気となっていました。

また甲府駅北口には武田信虎公像も設置されていました。

甲斐善光寺

甲斐善光寺です。 画像は本堂で山門とともに江戸時代中期を代表する建築物となっていて、重要文化財にも指定されています。 

善光寺は武田信玄が川中島の戦いで御本尊善光寺如来像などが焼失しないようにと信濃善光寺からこちらへ御本尊善光寺如来像などを奉還したことが甲斐善光寺の始まりと言われているようです。

昇仙峡01

続いて昇仙峡です。日本一の渓谷美といわれていて、自然が造りあげた圧巻の光景を様々な場所で見るとこができます。昇仙峡へは甲府駅南口からバスで向かうことができます。

画像は昇仙峡の岩山です。昇仙峡の主峰・覚円峰は覚円が岩山の頂上で修業したと言われています。

昇仙峡3

昇仙峡の景色です。秘境の地のど真ん中という感じです。絶景で水の音とこの景色でとても癒されます。 

道中にはお店があってお土産や飲食を取ることもできます。山というか谷というかそのような場所ですが道は舗装されているので歩くのはそんなに困難ではないです。

この昇仙峡の上流には荒川ダムがあります。また巨大な花崗岩に囲まれた石門なども見どころの一つとなっています。更にロープウェイもあって山頂からは絶景を楽しむことができます。

昇仙峡

仙娥滝です。高さ30mの滝はすごい迫力で、水しぶきがミスト状になって見学スペースまで飛んでくる感じです。

新緑と滝がマッチしていてとても素晴らしい光景ですが、季節によっては紅葉や雪景色と滝なども楽しむことができる絶好のスポットとなっています。

奥藤本店 甲府駅前店

奥藤本店です。こちらは郷土料理のお店で甲府駅南口からすぐの場所にあるお店です。

こちらのお店は鳥もつ煮と手打ちそばが有名です。鳥もつ煮は山梨の郷土料理でほうとうと並ぶ名物のようで、このお店は鳥もつ煮の発祥のお店とのことでした。 

こちらのお店は並ぶこともあるようですがこの日はスムーズに店内に入ることができました。

奥藤本店 甲府駅前店2

鳥もつ煮です。 こちらは一人前より少なめのチョイ鳥もつ煮です。甘辛くて、レバーもとても食べやすかったです。もっと癖のある味なのかな?って思っていたら、全然癖はなくスっと食べることができました。

とても美味しい一品で、人気が出るものわかります。さすが鳥もつ煮発祥で並びができることもあるほどのお店だなって思いました。 

他に夏野菜のてんぷらと手打ちそばもいただきました。どちらも絶品で、鳥もつ煮やお蕎麦を楽しみたい方にはぜひオススメしたいお店でした。

項目内容
名称奥藤本店 甲府駅前店
金額鳥もつ煮定食 1,100円(2024年)
所在地山梨県甲府市丸の内1-7-4
アクセスJR甲府駅南口から徒歩約2分
連絡先055-222-0910
営業時間11:00〜20:30(ラストオーダー20:00)
休日火曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
見どころ鳥もつ煮発祥の店。濃厚な甘辛タレとコリコリ食感が人気でそばやほうとうも楽しめます

シャトレーゼベルフォーレワイナリー

続いてシャトー酒折ワイナリーです。外観がオシャレでワイナリーって感じがしますね。

山梨といえばワインが有名ですが、ワイナリーも多くあり工場見学などもすることができます。

尚、シャトー酒折ワイナリーは駅からは結構離れているので徒歩以外の手段で行くのがいいと思います。

シャトレーゼベルフォーレワイナリー2

テラス席です。ワインの無料と有料の試飲もできたので、テラス席で山梨の景色とワインを楽しみました。

館内は広々としてワンフロアに商品が並んでいました。またワイナリー工場も無料で見学することができました。 かなり有名なようでサイン色紙も数多く飾られていました。

項目内容
名称シャトー酒折ワイナリー
金額入館無料(試飲は無料・有料あり)
所在地山梨県甲府市酒折町1338-203
アクセスJR「酒折駅」から徒歩約15分(上り坂あり)/JR「甲府駅」から車で約10分
連絡先055-227-0511
営業時間9:00〜16:00(ショップ)
休日木曜日(祝日の場合は営業)、年末年始、臨時休業あり
見どころ自社製ワインの製造工程を見学できます。またワイン試飲も充実しています
秋月もみじ

今回は鳥もつと天ぷらそばを食べましたー。鳥もつは癖があるのかな?って思ったんですけどそんなことなくサラっと食べられました☆

100名城スタンプと城アクセス情報

武田神社スタンプ2
100名城スタンプ設置情報
項目内容
設置場所①武田神社宝物殿入口
②武田神社神府集札授与所
設置時間宝物殿:9:30〜16:00
休日水曜(祝日の場合は翌日)
電話番号055-252-2609
料金宝物殿入館料:大人300円・小人150円
備考スタンプ設置は2ヶ所です。
城へのアクセス・交通・駐車場情報
項目内容
住所山梨県甲府市古府中町2611
アクセスJR甲府駅北口から徒歩約25分、またはバス「武田神社」下車徒歩約8分
バス甲府駅北口から武田神社方面行きバスあり
駐車場武田神社第一・第二駐車場あり(無料)
電話番号055-252-2609(武田神社社務所)
散策時間約20〜30分。館跡・神社境内を含めて回るなら30〜40分ほど。
雪村ましろ

境内はきれいに整備されていて歩きやすいので服装と靴は選びません。神社へ上がる階段だけは意識した靴がいいかと思います。

まとめ

武田氏館03

画像は武田氏館の鳥居から町を見渡した景色です。真っすぐに続いている道が武田通りとなっています。青空で景色がいいですね。

武田氏館は戦国時代の中でも中心人物の一人といえる武田信玄ゆかりの地なので、100名城の中でもぜひ見ておきたい場所となっています。

武田氏館の見どころは水堀と土塁や大手曲輪、武田神社境内全体になると思います。また武田氏館全体としては城廻りにもちょうどいい距離ですが、外周を廻ったり武田信玄公墓所を合わせて見学するとなると徒歩では少し難しい距離になってくるので徒歩以外の手段がいいかと思います。

更に武田氏館とあわせて武田信玄像や昇仙峡など見ごたえがある観光スポットもあるので武田氏館へ行った際はぜひ合わせて見学してみてください。

染井さくら

武田氏館はやっぱり信玄公のゆかりの地ということでとっても見ごたえあったな。境内は静けさの中にも迫力があって、さすがパワースポット!って感じでパワーもらえた気がする♪

大和なつき

わかる!なんか不思議な感じの神社だったね!それにおみくじも大吉だったし信玄公にあやかって今年の勝ち運はバッチリ掴めた気がするよ!

秋月もみじ

もみじはよくわからなかったけど姫の井戸の水はバッリチ飲んだから、これで健康間違いなしだよ。それに鳥もつとお蕎麦も堪能できてよかった!山梨のお蕎麦も香りがよくて最高だったね☆

雪村ましろ

ふふっ、私も信玄公のゆかりの地ってことで各所見入っちゃったな。ここが最強と謳われた武田軍団の拠点って思うと、なんだか少し身の引き締まる思いだったよ。

染井さくら

武田氏館もよかったし昇仙峡も凄かったね!少し駅からは離れてたけど大自然で水も綺麗で最高だったな!また来たいね♪武田氏館の前後のお城は、23番小田原城、25番甲府城となっています。お時間あれば足を運んでみてください!

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